- 国土面積
- 約38,394平方キロメートル(九州とほぼ同じ) 以下 2012年5月現在
- 人口
- 約70.8万人(ブータン政府資料2011年)
- 首都
- ティンプー
- 民族
- チベット系,東ブータン先住民,ネパール系等
- 言語
- ゾンカ語(公用語)等
- 宗教
- チベット系仏教,ヒンドゥー教等
- 在留邦人数
- 144人(2010年10月)
- 在日当該国人数
- 63人(2010年10月)
- 最近の経済状況
- (1)1960年代以降の近代化政策の推進により,自給自足経済から市場経済への堅実な移行が進められている。GDP成長率は2002年―2008年(第9次五カ年計画,08年まで一年延長)で平均9%,2007年には,タラ水力発電所稼働開始に伴い18%の高成長を達成したが,2008年は4.7%,09年は6.7%,10年は11.8%であった。2010年のGDPは15.1億ドル,一人あたりGDPは2,139ドルを記録した。産業別のGDP構成比(2010年)は,電力セクター17.6%,農林業16.8%,建設14.2%,製造業8.7%,鉱工業2.2%,サービス業が36.5%となっている。
(2)2010年の貿易額は,輸出額293.24億ニュルタム(約6.29億ドル,輸入額390.84億ニュルタム(約8.38億ドル)であり,貿易収支は975.97万ニュルタムの赤字であった(09/10年度平均為替レート:1米ドル=46.65ニュルタム)。主要輸出相手国(2010年)は,第1位から順に,インド,香港,バングラデシュ,日本,ネパール主要輸入相手国(2010年)は,インド,韓国,タイ,シンガポール,日本となっている。主要輸出品目(2010年)は,電力,珪素鉄,鉄または非合金鋼,セメント等であり,全輸出品目の84%を占めている。主要輸入製品(2010年)は,軽油,ガソリン,金属製品,小型掘削機,石炭,米等であり,全輸入品目の30%を占める。
(3)ブータンは,ほとんど全ての消費財や資本財をインド及び他国からの輸入に依存しているため,貿易収支は恒常的に赤字で推移し,1990年代後半以降,大規模な水力発電プロジェクトの推進によりこの傾向に拍車がかかった。インドからの大型水力発電プロジェクトが一段落した2007年は,経常収支が黒字に転じたが,2008年以降は再び赤字となっている。2012年1月の国会では,外貨準備高のインド・ルピー不足問題が取り上げられ,財務大臣の下に対策を検討するためのタスクフォースが設置された。インドとの輸出入が圧倒的なシェアを占める中で,インド・ルピー以外の外貨収入を得る手段として豊かな観光資源の開発も重要な課題となっている。
(4)ブータンでは引き続き人口の7割が農村地域に居住し,小規模な地域自給自足型の労働集約的農業を中心とした農業に従事している。経済活動を行う労働力は全人口の68.6%(約47万8千人(2010年))である。
(5)業種別・形態別では,農業が依然として労働力の59.4%を占める主要セクターとなっているほか,急速に拡大する労働市場において民間セクターが雇用機会を創出する重要なセクターとして現出してきている。失業率は3.3%(2010)であり,失業者全体に占める15歳~29歳の年齢層の割合は65.45%となっている。また,都市部においては,雇用機会を求める若者の増加を背景として,失業率は比較的高くなっている(5.1%,2010年)。
(6)識字率は59.8%(2011年),初等教育就学率は94%(2010年)となっている。乳児死亡率は,40人/1,000人(2008)。
(7)対外債務は1990年代後半以降増加傾向を強めており,2010年6月現在,840.7百万ドルとなっている。対GDP比率は,2008年には67%,2009年には70.3%,2010年には63.5%を記録した。ブータンの対外債務の特徴として,インドからのルピー建債務の割合が58.1%(2010年6月)を占めること,政府借入れの大半がODAローン(ソフト・ローン)であり,中長期の譲許的債務であること,商業借入はわずかであること(ドル建て債務の3.4%,2010年6月)等があげられる。
(8)ブータンでは,通貨ニュルタムがインド・ルピーに連動(ニュルタム:ルピー=1:1)しているうえ,インドからの輸入が7~8割を占めることから,国内の物価がインドのインフレの影響を強く受ける性質がある。ブータンの消費者物価指数は,2008年の8.31%から2009年の4.41%に一旦下落したが,2010年は9.1%となった。
(9)開発の原則として,国民総生産(GNP)に対置される概念として,国民総幸福量(GNH:Gross National Happiness)という独自の概念を提唱している。経済成長の観点を過度に重視する考え方を見直し,a.経済成長と開発,b.文化遺産の保護と伝統文化の継承・振興,c.豊かな自然環境の保全と持続可能な利用,d.よき統治の4つを柱として,国民の幸福に資する開発の重要性を唱えている。
- 名目GDP総額
GNI 13.6億(米ドル)(世銀資料2010年)
- 一人あたりGDP
GNI 1,870(米ドル)(世銀資料2010年)
- 実質GDP成長率
11.8%(ブータン政府資料2010年)
- 消費者物価上昇率
インフレ率 9.1%(ブータン政府資料2010年)
- 失業率
3.3%(ブータン政府資料2010年)
- 主要貿易品目
(1)輸出 電力,珪素鉄,鉄・非合金鋼,セメント,農産物 (2)輸入 軽油,ガソリン,金属製品,米,小型掘削機,石炭
- 主要貿易相手国
(1)輸出 インド(93.5%),バングラデシュ,香港,ネパール,米 (2)輸入 インド(77.85%),シンガポール,日本,中国,スウェーデン (2009年)
- 通貨
ニュルタム(NU) 1NU=1インド・ルピー=約1.6円(2012年4月現在)
- 簡単な略歴
17世紀,この地域に移住したチベットの高僧ガワン・ナムゲルが,各地に割拠する群雄を征服し,ほぼ現在の国土に相当する地域で聖俗界の実権を掌握。
19世紀末に至り東部トンサ郡の豪族ウゲン・ワンチュクが支配的郡長として台頭し,1907年,同ウゲン・ワンチュクがラマ僧や住民に推され初代の世襲藩王に就任,現王国の基礎を確立。1952年に即位した第3代国王は,農奴解放,教育の普及などの制度改革を行い,近代化政策を開始したが,1964年,地方豪族間の争いに起因する当時の首相暗殺や,その後に任命された首相による宮廷革命の企み発覚を契機に,首相職が廃止され,国王親政となった。1972年に16歳で即位した第4代国王は,第3代国王が敷いた近代化,民主化路線を継承・発展させ,王政から立憲君主制への移行準備を主導。2006年12月,第4代国王の退位により,現国王(第5代目)が王位を継承。2007年12月及び2008年の総選挙を経て,2008年4月に民主的に選出されたティンレイ政権が誕生し,5月には国会が召集され,7月に憲法が施行し,王政から議会制民主主義を基本とする立憲君主制に移行した。2008年11月に,現国王の戴冠式が行われた。
- インターネットユーザー数
98,728人 (13.9%) 2011年12月末現在
- 普及率(PC)
6.4%
- 普及率(Mobile)
65.6%
- フェイスブック人口
65,660人 (9.3%) 2012年3月末現在
- 概況
ブータンは、10数年以上前はFAXを送ることも難しかったが、情報通信のインフラが整えられ、1999年にはテレビ放送とインターネットサービスが解禁された。現在のネット普及率は14%にまで上っている。
また、Facebook利用人口も9パーセントまで高まっている。首都ティンプーにはインターネットカフェが増え、携帯電話の普及率も上がってきた。
(2011年11月末現在) 引用元「外務省調査」
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